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白黒ナチス
スペインの腰抜けめ!つい最近まで軍事政権だったくせになにが戦争反対だっての!
とスペイン人の知り合いなんか一人もいないことをいいことに暴言を吐きつつこんにちわ。
みなさんお元気ですか。
前から思ってたんですが、戦争中の映像。とりわけ戦時中の日本とかナチスの映像がよくTVなどで流されたりしていますが、当時の技術的な限界でしょうがないのですが当然ほぼすべて白黒。ヒトラーが血管切れそうに演説してるのも、ナチス親衛隊が足をあげて更新しているのも、日本でバンザイしながら旗をふって戦地に見送っているのも白黒、神風が突っ込んでいく映像も白黒。
おかげで当時を体験しておらず、かつあの時代は悪い時代だ恐ろしい時代だと叩き込まれたうちらとしてはなんとなくなにか、日本の戦前・戦中・終戦直後の時代をあの白黒の映像のイメージの影響で
「薄暗い暗黒時代」
のように感じてしまっているわけですが、よく考えればいくら映像が白黒でも当時実際にあの場面にいた人にとっては、今と全く同じカラフルな情景だったわけです。戦後の焼け野原の映像だとか、白黒の映像でしか知らないのでなにか別世界の出来事のようですが、あれも実際に見た人は今と同じ、リアルでカラフルな世界だったわけで、なにか不思議な気がしますなあ。
何となくそう思っていた矢先にNHKで当時の戦争の状況をカラー映像で見るという特集番組をやるとの予告をやっていて、先に述べたような白黒のせいで何となくイメージが固定されてしまっている戦時を、違った印象で見ることができる貴重ななチャンスだ!と思って期待していたのですが、あっさり見逃しました。
それにしても、戦前ってなにかやたらと暗い印象がありますが、実際に悲惨だったのは太平洋戦争末期の数年間だけで、戦争になる前の日本って(今とは比べものにならないとしても)そこそこ豊かだし、文化や趣味・娯楽もあふれていて、それほど政府の締め付けもきつくなく、そんなに悪くない比較的自由な国だったんじゃないかな、なんて最近思ったりします。大正から昭和初期なんて、かえって今よりどぎつい(下品な)文化なんかも発展してたりして、案外放送禁止用語だ、差別用語だなんて言ってる今よりも自由な気風だったんじゃないかと。戦前だからってなんもかんも悪ってわけじゃないんじゃない気もします。
2004年04月28日03時40分
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