■超適当にやってようぜ
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blog

最近ウェブログ、略してblogなるものが流行っているんだか誰かが流行らせようとしてるんだか、よく耳にしますね。数年前から海外でウェブログなるものが流行っているという話はネットニュースなどでしばしば耳にしてたんですが、どうも説明を聞いても実際にその海外のウェブログを見に行っても何がどうすごいんだか、そもそもウェブログとはどういったものなんだかぜんぜんつかめませんでした。(英語だし)

最近になって日本でもはじめる人が増えてるだかなんだかで特集されることも増え、いろいろ調べてみてようやく分かったのは、どうもウェブログは(特に海外では)かなり範囲の広い言葉で、単に個人ページの日記をそう呼ぶこともあるらしい。あえて狭義のウェブログを定義するならば、
「CGIを使ったログ式(縦にどんどん付け加えていくタイプ)の個人の日記システム」
「内容は個人日記と言うより、関心のあるニュースをリンクしてコメントする形式」
「何らかの一言コメントがつけられる機能がある(これは必須の定義ではないようだが)」

などの要素を持った個人ページをあえてウェブログ(略してblog)というらしい。が、別にこれらの定義を満たしていなくても個人日記の人が「俺のは日記じゃなくてblogだ!」と名乗ればそれがウェブログになると言う面もあるらしい。

で俺の解釈だが要するに日本におけるウェブログとは、
パソコンを買い自分のホームページを始めるといった状況で、特に何の取り柄もこだわりも専門知識も自意識もないような人間はとりあえず日記くらいしか始めることがない。→しかし一時期個人のウェブ日記が流行った反動で「つまらない日記くらいしかコンテンツがない」という状況が恥ずかしいという風潮がある。→ただの日記サイトでは聞こえが悪い→アメリカではウェブログというのが流行っていてなんでも一代ムーブメントになっているそうな→アメリカの流行を先取りならカッコ悪くない→ただの日記サイトだけどblogと名乗っちゃえ!

ってな程度のものだと思います。そもそもアメリカで個人の間に今になってウェブログが流行ったというのは日本と違って個人日記ブームというものがなかったからこそのウェブログという形態の新しさだったんだと思われます。つまり、すでに個人日記やテキストサイトが流行って一段落している日本人にとっては目新しく思ったりなにかすごいもののように期待するのはまったくの勘違い、西洋崇拝でしかないわけです。

そもそもニュースに対してリンクして何かコメントするって形式の日記サイト、ウェブログうんぬん言われる前から個人サイトで結構ありましたが、あれ俺は昔から大キライなんですよ。だいたい自分で書くことがないからニュースに対してコメントでもしとけっていう発想が安易で手抜き。んなもん面白そうなニュースや興味あるニュースをピックアップしてちょろっと何か斜に構えたコメントをひとこと言うなんて話題を考えたりする必要もないし一からネタ考えるのに比べたらそりゃラクですよ。でもそれでたとえ人がたくさん来たとしてもそれが本当にその本人の手柄ですかね?(この辺、ちょっと僻みまじり?)

まあそういうサイトはほどよくニュースをピックアップしてあったりして自分で全部ニュースを読まないような人からすればけっこう便利でそれなりに人気が出たりするんですが、別に仕事じゃあるまいしバナーでメシ食ってるわけでもないのにそんな姑息な真似してまでアクセス稼いだりはしたくないですよ。マイクロソフトの製品にまたバグ発見!とかいうニュースをリンクしてお決まりの「これだからM$は…」なんて分かったようなこと言って悦に入ってるページなんて便利だろうがなんだろうが何の価値もないと俺は思ってます。俺の中では自分のスケベな性生活を日記で暴露してスケベな男性客をたくさん呼び込んでいい気になってるアホ女のページとどっこいどっこいですね。

なんだか熱くなってしまいましたが、まーblogだウェブログだなんてもてはやされてるけど日本では特に新しい形態でもないわけで、今さら過剰に持ち上げるのはネット事情に対する無知や、アメリカのものなら何でもカッコイイという時代遅れな戦勝国崇拝のどちらかを晒すだけなんじゃないかと思います。そんなことよりちょっと前の日テレの特番のエステ特集で、魚住りえが半裸でエステを受けていたシーンが流れていたことの方がはるかに重要ですぞ!

2002年11月19日02時49分

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