なにが言いたいの?「超適当にやってようぜ」

江黒真理衣

最近人と会っても江黒真理衣の話しかしない俺ですけど、お元気ですか?
なぜか最近彼女を非常に気に入っていて、彼女の顔を見るためだけに教育テレビの3ヶ月英会話を見ています。女性というのはもちろん顔も重要ですが、やはり知性も重要なファクターですね。基本的には彼女の端正な顔と服装とチェックして、笑顔を見ていればそれで満足なわけですが、もののついでというわけで一応テキストも買ってきて英語の勉強もしています。

それにしても露骨に白人顔のビルくんよりも露骨に日本人顔の江黒真理衣の方が日本語ヘタなのはどういうことだ!もちろん江黒真理衣は日本人なのは顔だけでほとんどアメリカ人なのだからしょうがないが、ビルくんよりも明らかに日本語の語彙が少ないのは努力不足では?(いや、ビルくんがすごすぎるのかも)

ちなみに日本語ネイティブではない彼女たちの日本語の間違え方や知らない語彙というのはある意味新鮮で非常に興味深いものです。
たとえば江黒真理衣が日本語を習いたての頃間違えた単語として、
「人間」と「ニンジン」
「お手洗い」と「お寺」
「コロッケ」と「カラオケ」

という例を挙げていました。これも日本人だとこれらの単語が完全に身に付いているため、人間という単語には響きからして完全に人間のイメージ、にんじんはにんじん、という感じで発音・文字と単語そのものを表す概念が完全に染みついていて脳の中でもジャンルが違う単語として収納されているのでとうてい間違えようがないわけだが、外国語として学ぶ人間からすると
「ningen」、「ningin」
「otearai」「otera」(「a」と「i」が抜けただけ)
「korokke」「karaoka」(karaokeは英語だとoにアクセントを置くのでkorokkeと似てくる)
という学び方になるので、なるほど間違えやすいわけだ。

それとビルくんが日本の古いものを紹介するコーナーがあって
「兜」
「ホラ貝」
「手裏剣」

などを紹介していましたが、手裏剣という呼び名は江黒真理衣は知らないと言っていたし、兜も最初ビルくんが間違えて「カブタ」と紹介して聞き手の江黒真理衣も知らないらしく「カブタ?OK!」とそのまま納得していて後から(おそらく周りのスタッフに言われて)「カブト」と訂正していました。やはり日本人ならそれほど学がない人でも普通に知っているこれらの単語もよく考えれば日常会話ではほとんど使わないし、日本語を学習する外国人からするといわゆるレベル的に(日本人にとっての英語に換算すると割と難易度高めの英単語集にも載っていないような)「出現頻度の低い超難単語」なんだろうなあとあらたな発見がありました。

あと面白かったのが、講座の中で「MOONTEREY WHALES」という鯨の話題が出てくるスキットがあって、その前の回で来週の講座の紹介をするときに彼女は「来週はWhales、イルカですね」と言ってしまってビルくんに「クジラです!」と訂正されていました。それだけなら日本語ネイティブではない人のちょっとした間違いとして見過ごされるんですが、なんと次の週のオープニング(おそらく同時に撮ったんだろうが)でも「whale watching、イルカが見えるんですか?」とまたもやイルカと言い間違えた!
おそらくこの人、初期の段階で「whale=イルカ」と深く覚えてしまって、おそらく後から覚えなおして意識的にはwhaleがクジラだと分かっているんだろうけど、とっさにwhaleって聞くとつい反射的に日本語でイルカって出てきちゃうんだろうな、とほほえましく思ってしまいました。そういうことってままあるよね。

それにしてもこの3ヶ月英会話は4年前の98年に放映されたものの再放送であって、俺が喜んで見てる江黒真理衣も実はすでに4年前の江黒真理衣であるわけなのだね。つまり1億光年先の星の光を見ている人は1億年前の光を今頃見てるって言うことと同じなわけであって、今現在の江黒真理衣はいったいどこでなにやってんでしょうねえ?少なくとも日本にはいないようだが…。

あともう一つ、いったいこの人の名前は「まりえ」なのか「まりー」なのかはっきりしてくれ!昔、上岡龍太郎の番組に出ていたときは「まりえ」と呼ばれていた気がするし、日本語の常識として「真理衣」と書けば「まりえ」と読むのが普通。
だが、テキストには「まりー」と書いてあってビルくんも「マリーさん」と呼んでいる。で、本人が自己紹介するときは思いっきり英語口調で「えぐろ、まりーぅぇ(←英語特有のあいまい母音)」と言っていどっちだか分からん!
2002年07月21日16時11分


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